平成30年11月19日(月)19時30分から同窓会とPTAの座談会が開催されました。
同窓会では、これまで学校に対し、様々な支援を行ってきましたが、生徒やその保護者が同窓会に何を求めているのかを聞く機会がなく、現役世代が何を求めているのか知りたいとの思いがありました。
今回は、企画委員会の発案で初めての試みとして、PTA役員との座談会を開きましたので意見交換した内容について、ご紹介します。

まず、PTAの要望ですが、大きく分けて3点ありました。
1つめは学校の施設にかかわるもの、2つめは部活動にかかわるもの、3つめは学習環境等にかかわるものでした。
学校の施設にかかわるものとして
(1)エアコンの設置(未設置の教室へ)・暖房運転
(2の)トイレの改装(洋式化、ウォッシュレットの設置)
の2つの要望が挙げられました。 

エアコンの設置ですが、来年度設置の要望を県にあげること、冬期の暖房については今冬、試験的に運転することを学校側からPTAに説明しました。
トイレの改装ですが、設備が老朽化していることが生徒の進路選択に影響するのではないかという意見や、体育館のトイレに洋式がないのは避難所となった際に高齢者等が不自由するのではないかという意見が出ました。

次に、部活動にかかわるものとして
(1)全国大会(個人競技)に出場する生徒旅費の補助
についての要望が挙げられました。

具体的には、全国大会に行く際、佐伯市からの補助が少なく、生徒の負担が大きい
ため旅費を補助して欲しいとの意見がPTAから出されました。

これに対して、同窓会からは、旅費の額、補助額等の数字を示して欲しいとの意見
や、佐伯市にPTAから補助の増額を直接要望してみてはどうかとの意見が出ました。 

最後に、学習環境等にかかわるものとして、
(1)留学・資格試験等の補助
(2)勉強場所や寮など設備に対する補助
の2つの要望が挙げられました。

 留学、資格試験の補助に関しては、2年後に大学入試制度が大きく変わることもあり、1年生の保護者から入試に直結する資格試験や、留学に補助して欲しいとの意見が出ました。
 同窓会からも大学入試に必要な資格取得にかかる経費を調べて、補助の対象を広げてはどうかという意見が出ました。
 ただ、入試制度自体がまだ定まっていないので、具体的な補助については今後検討することとなります。
 勉強場所や寮の設備に対する補助については、他校にあるような同窓会館ができないかという意見や、いわゆる里親事業のように遠隔地から通学する生徒を佐伯市の同窓生が受け入れてはどうかと同窓会からの提案に対し、PTAからは、生徒が佐伯市に居住することで、該当地域の過疎化が進むと困るなどの意見がありました。

 今回の座談会を通して、同窓会とPTAの立場の違いから、物事に対する視点が異なることが改めて明らかになりましたが、鶴城をより良くしたいとの思いは共通で
今後も、座談会を重ねていきたいと考えています。