2月3日(土)18時より評議委員への報告会及び交流会を開催しました。
当日は寒風吹きすさぶ中、役員や評議委員等対象者80名のうち39名の方が出席しました。
報告会では、同窓会より会計報告、各委員会の活動報告、ホームページや会費納入の件について説明がありました。
会計報告は、同窓会会計と鶴城振興基金について行いましたが、鶴城振興基金は会費納入のお願いとリンクする部分があるので会議での報告を掻い摘んで記載します。
鶴城振興基金は、平成23年の100周年記念事業の際に集まった寄付金を原資としています。
以後、年間3百万円程度を大学訪問への補助、添削指導費の補助など生徒の学業にかかる経費について負担してきました。
基金の現在残高は約3千万円で、現在のペースで補助を続けると10~15年で基金が枯渇することが予想されます。
永続的に経費を補助し、進学実績の維持向上を図るためには、基金から同窓会費へ支出元を転換することが必要です。
その際、経費を確保するには現在より1千人程度、納入者を増やす必要があることから、評議委員から同窓生に対し会費納入の呼びかけを行うよう依頼しました。
続いて、校長より母校の現状として学校の概要、研究指定(スーパーサイエンスハイスクール)、定員確保について説明がありました。
少子高齢化、大分市等への人口流出により定員を確保することが難しくなる中、学校の特色を出すこと、とりわけ難関大学等への進学実績を上げることが優秀な生徒を惹きつけ、
ひいては定員確保に繋がります。
最後に同窓会の冨松副会長が「これからの同窓会について」の報告で、人口の推移(0歳児から15歳まで)について説明しました。
佐伯市の人口動態を見る限りでは、将来的に佐伯市の子どもの数は大幅に減少し、現在の定員を確保することは非常に困難な状況です。
まずは、佐伯市外への人口流出を防ぐにはどうするか、さらには佐伯市以外からの入学者をいかに確保するか。
鶴城を永続的に発展させるためには、学校と同窓会、行政の三者が「知恵」を出し合い、協力することが必要不可欠であることから評議委員会を今後も年に1回は開催する予定です。